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「漫才協会のお世話係として、若手と共に成長していきたい」-うすくら屋 シュースケさんインタビュー

2012年の結成以降、ライブ、TV、配信と様々なフィールドで活躍する双子漫才師うすくら屋――本日はうすくら屋の代表を務める兄・シュースケさんにお話を伺いました!



SPOTLIGHT運営 (以下SL): うすくら屋さん、はじめまして!本日はインタビューにお越し頂き、ありがとうございます。 はじめに、うすくら屋さんのことをまだご存じない読者の方に向けて、お二人の活動紹介をいただけますでしょうか。

うすくら屋 シュースケさん (以下 シュースケ) はい、よろしくお願いいたします。双子漫才師のうすくら屋と申します。普段は漫才協会というところで活動をしていまして、浅草東洋館をメインステージとして月に大体5~6回くらい出番を頂いて漫才をしています。浅草での寄席以外では、ライブの主催を5~6本、他には漫才流しというギターの流しの漫才バージョンのような活動をしながら色んなところを回っています。最近は配信なども!

SL 結構全国を巡りながらライブをやっていらっしゃるのですね。

シュースケ: はい、先程お話した漫才流し等もそうなのですが、共演させていただいた方や出演先からのご縁で色々な舞台に立たせていただいて、それがきっかけとなってまた新しい仕事を頂いて…という感じで仕事を広げてきた感じです。

SL ご兄弟で漫才をされているということで。

シュースケ: はい、僕シュースケがうすくら屋のボケ担当で、双子の兄になります。舞台ではいつもヒョウ柄のスーツを着ています。ネタ書きや、ライブ等のマネジメントは僕が中心にやっています。 双子の弟のリョースケはツッコミ担当でホクロが特徴です。去年から内藤剛志さんのモノマネをやっています。内藤剛志さんご本人からも「一生モノマネをやってくれ」とありがたいお言葉を頂いたこともあり、Twitterを中心に日々モノマネ動画をアップしています。

SL ご兄弟で漫才を始められたきっかけは?

シュースケ: 元々僕が先にお笑いをやっていて、今話題の人力舎の養成所に通っていたのですが、当時なかなかいいコンビが組めなかったこともあり、当時フリーターをやっていた弟に声をかけたのがきっかけですね。

SL 元々お二人とも子供の頃からお笑いが好きだったんですか?

シュースケ:  そうですね、子供の頃は特にコントが好きで、ウッチャンナンチャンさんがやっていたコント番組をよく見ていました。その後、漫才ブームで色々な特番が放送されていたこともあり、横山やすし・西川きよしさんの昔の漫才だったり、中川家さん、くりぃむしちゅーさん、ナイツさん、U字工事さんたちを見て、漫才に憧れるようになりました。 最初はコントを考えていたのですが、双子でコントだと少しわかりづらいこともあったので、漫才で行くことにしました。

SL 2012年からキャリアを積んできて、色々な苦労や辛かったこともあったのかなと思いますが。

シュースケ: そうですね、下積みの時は本当にしんどかったです。弟とコンビを組む際に、養成所の途中入学が認められなかった関係で人力舎の養成所を辞めてしまいまして。そこからコネクションも何もない状態でキャリアが始まったので、最初は(お金を払って出演する)フリーライブにずっと出ていました。出費もかさむし、次のチャンスがなかなかあるわけでもなく、バイトのお金を溶かしながら漫才を続ける生活が1年ほど続いたのかな。当時はまだ若くて、デビュー1年目だったので何とか耐えられたのですが、今だったらもうしんどいなあ、と思います。

SL うすくら屋さんの漫才を拝見しますと、例えば漫才「中島みゆき」のようにお客さんを巻き込んで笑いを取るのが持ち味なのかな、とも思いますが、それは当時から得意とされていたのでしょうか。

シュースケ: お客さんからの笑いに関しては1ヶ月くらい続けた所から取れるようになったという実感がありました。ただ、やっぱりテレビに出ないと顔も知られないし厳しいものがあります。作家さんにも「お前らテレビ無理だ!」くらいのことを言われていましたし、正直若さでポジティブに頑張れたのが大きかったですね。

SL 逆に、漫才を続けていてよかったと思う瞬間は?

シュースケ: 2016年の漫才新人大賞の決勝に残れた時と、2017年の豊橋漫才コンクールで優勝した時ですかね。豊橋の方は静岡の知り合いの方から紹介して頂いて参加したのですが、初の県外コンビの優勝ということで、これはとても嬉しかった。きちんと結果が出たことで、今までやってきたことは無駄ではなかったなあと思えました。

SL 今後のモチベーションにつながったということですね。

シュースケ: そうですね、後はこの結果がメディアに繋がればいいなあ、と感じています。豊橋漫才コンクールで優勝したことで名古屋のメディアに呼ばれるのではないか、と非常に期待していたのですが、そんなこともなく笑 同じ時期に名古屋の某大学のステージにもエントリーしたのですが、最初に僕たちが応募したのに、結局オーディションで落とされてしまって。あれは本当に意味がわからなかったです! SL 優勝したのに! シュースケ: あの大学だけは許せないです! 芸人なのでいいネタにさせて頂いていますが笑 SL ネタを作って演じる上で、こだわりのようなものはありますか? シュースケ: とにかく、自分たちのやりたいことをまっすぐやるということだと思います。嘘がつけないので。例えば今話題の不倫芸人さんの話であったりとか笑、どうしても普通だったら忖度してしまうな、という話であっても正直に突っ込んだり。 器用な人は凄くそういったことに気を使ってやるのかもしれませんが、僕たちはお客さんを楽しませるためであればとにかくストレートにやろうと思っています。 SL 足元ではコロナウイルスの感染拡大の影響もあり、漫才業界においてもライブや寄席の機会が減ったり、様々な影響が出ていると思いますが、うすくら屋さんの周りではいかがですか? シュースケ: 僕の場合は3月の終わりから17Liveで配信を始めていまして、二人でトークしたり、ゲストを招いたりしながら色々とやっています。普段あまり話さない芸人仲間とも2時間たっぷり話をする時間が取れたり、ファンの方とも気軽に繋がるきっかけができたり、とても新鮮な体験になりました。 コロナで充電期間のような形にはなってしまったけれど、仲間やファンの方との絆を深める良い機会になったなあと思います。 SL 今後も配信は続けていくのですか? シュースケ: 正直悩んでいます。今、自分が主催しているライブでもソーシャルディスタンスを踏まえた設計を行っていますが、客席の方はスペースに余裕をもたせることができても、楽屋はどうしても密になってしまう。以前のような20~30人規模の企画を行うのは無理だと思っています。なので、ネタは小規模なライブの形に戻しつつ、例えばトークイベント等は配信を活用する、というのが今後のお笑いのあり方のひとつになるかもしれません SL やっぱりネタはライブでないと厳しいですか。 シュースケ: そうですね。リモートや無観客漫才のお仕事を頂いたこともあるのですが、ネタを演じる上でタイムラグの部分がどうしても厳しいです。お客さんの反応そのものはセッティング次第で見ることができるのでそれ自体は問題ではないのですが、リズム感だけはライブでないと如何ともし難い部分がありまして。目の前にお客さんがいる形の方が、いい漫才ができるなと感じています SL ありがとうございます。話題は変わりまして、今後のうすくら屋さんの夢や野望についてお伺いできれば! シュースケ: 今回の充電期間で色々な話をしながら考えたことなのですが、漫才協会の「お世話係」のようなポジションになれればいいな、と思っています。もうお亡くなりになった方ですが、昔チャンス青木師匠という方がいらっしゃって。その方はネタをきちんと見てフィードバックして頂いたり、礼儀作法に問題があればきちんと叱ってくださったり、と若手からすると大変ありがたい方だったのですね。僕たちもチャンス青木師匠のような先輩になりたい。

僕たち自身が右も左もわからないまま舞台に立って、色々な苦労をしてきたので、若手の子には同じ思いをさせたくないと思っています。お笑いってやっぱり精神的に結構キツい仕事で、頑張って作ったネタが全然受けなかったり、ライブで評価が良くても全然メディア出演につながらなかったりする。結構心が折れてしまう人も多いんです。

今回の充電期間で若手と話す機会があったんですが、そういった悩みを抱えている子が多くて、でも周りにチャンス青木師匠のような先輩が必ずしもいるわけではない。なので、今後は僕たちがそういった役割を担っていければいいなあ、と思っています


SL ありがとうございます。最後に告知をお願いできればと思います。

シュースケ: 僕たちうすくら屋のYouTubeチャンネルがありまして、ゲストで色々な芸人を呼びながらお笑い業界の舞台裏についてラジオ形式で話をしています。現在チャンネル登録者数が大変残念な状態でして…。 SL (インタビュー時点で)登録者数82人ですと、少し寂しいですね…。 シュースケ: 僕の知り合いのクラッシャースミダさんという、う○この話しかしない芸人の動画にも再生者数が負けていて非常に悔しいので、是非皆様チャンネル登録をお願いいたします! SL YouTubeだと、やはりチャンネル登録者数1,000人、が目標ですか。 シュースケ: そうですね、1,000人いればナイツさんとか大御所さんも呼びやすいので…笑。最終的にはこぼん師匠をお呼びするのが目標ですねこぼん師匠をお呼びするのに82人だと寂しいので、繰り返しにはなりますが、是非是非この記事を読んでいる皆さん、登録をお願いします。 後は、芸人界隈の裏話についても色々とお話ができますので、是非週刊文春さん、取材に来てください!笑 SL 文春さんはヤバいです!

シュースケ: 後、最近色々とご縁がありまして、「アイラブ地下ライフ!」という本を出版しました。お笑いライブを主催した時の色々なエピソードをまとめた本です。1時間あれば読めるボリュームなので、是非読んで頂ければ、と思います。

SLシュースケさん、本日はありがとうございました!



本日お話を伺った方: うすくら屋 シュースケさん

Webサイト: https://super-usushio.amebaownd.com/

You Tubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCSRauTgtlSC7DLn0tREULyA

シュースケさんTwitterアカウント: https://twitter.com/usukura003

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